2019.8.24〜26自転車の旅③
改めて自分はいつもラッキーだなと思う。
困った人がいたら助けようと改めて心に誓った。ペイフォワード。
湯原温泉からの峠越えは究極だった。
人形峠なんて可愛い名前しながら恐ろしいものだった。
暑くて喉がカラカラになって水分とって、漕いだ瞬間汗になって全部出ていく感じ。
すぐ喉が渇いて水分とって、、、の繰り返し。
『この先急登やって!それ登り切ったら登り終わりかな!』
こんなやり取りを何回繰り返したか。
今までの峠の中でベスト3に入るしんどさだった。
やっと峠の頂上まで来て下れるー!と思ったら、今度は辰巳峠に向かう登りが始まった。
暑さと疲労とでヘロヘロ。
しかも民家の少ない道を通ってきたからコンビニどころか自動販売機すらない。
飲んでも飲んでも喉が乾くから、飲み過ぎてしまったのか水分があとわずかになっていた。
溝に流れる用水路の水でさえ飲みたいくらい。
『恩原高原まで行ったら何かあるかも』
微かな希望を抱えて歩いていたが、着いたら昔は栄えていたのだろうスキー場宿は廃れ切っていた。
あ〜こっから先も民家は無さそうやしどうしよう〜。
そんなことを考えながら自転車を押していたら気付けば後ろから歩いてたはずの亮介くんがいなくなっていた。
朦朧としながら歩いていると辰巳峠についた。
日陰のアスファルトに大の字で寝転んで亮介くんを待った。
暑い、暑すぎる。
しばらくすると亮介くんが歩いてきた。
『どこ行っとったん?』
『スキー場の方まで自動販売機探しに行っとった。はい。』
と、コーラとアクエリアスを買ってきてくれた!感激!
水分補給して、こっからは下りの爆走!
登りは本当に長かったのにあっという間に下っていく。
すごい斜度の坂で、反対から登ってこんでよかったと思った。
汗びっしょりの体に風が気持ちいい。
今日は河原まで、あわよくば道の駅はっとうまで行けたらとのことだった。
意外と時間が早かったのでもう一峠越えて河原湯谷温泉へ向かった。
背中もお尻もめちゃくちゃ痛かったし、この峠で膝の違和感が出てきた。
梨農園が沢山あり、段々畑に数え切れないほどの梨の木が植わっている。
峠を下ったところで、
『あれ?何か見たことある景色!』
そう、前回の自転車旅(豊岡〜大山)の時に通った道だった。
懐かしいな。
温泉はこぢんまりときていたけどとても気持ちよかった。貸し切り。
お昼ご飯もまともに食べてなかったのでお腹はペコペコ。
清流茶屋かわはらで食べた焼き肉定食の美味しいこと。
もう少し一踏ん張りして道の駅はっとうまで辿り着いた。
なんかテント歪んでる。