Condoriri 5648m

11/10〜11/12、今度はコンドリリという山に登ってきた。
この山は宿のツアー会社の前に貼ってある写真を見て一目惚れして登ろう!って話になった。
コンドルが羽を広げている姿に似ているからコンドリリという名前になったらしい。
確かに見える。し、かっこいい!
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前々日に、前言ってた田中夫妻にコンドリリに登ることを話してたら2人も行きたい、ってなって急遽前日に追加予約をしにいった。
4人で登れる!やったー!

当日11/10、朝9時くらいにエージェンシーに集合。
そこから約3時間くらいで車で行ける最終地点まで着いたと思う。
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途中エルアルト付近でちびっ子が乗ってきた。
私たちのガイド、イリネオの息子フランクリン。
後ろの席でちょんって大人しく座ってた。
お昼を食べてベースキャンプまで移動。
雨降ってたけど歩く頃には止んでた。
途中変わった花を発見!南米の高山植物って基本トゲトゲしてる気がする。
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1時間ちょっとくらいでベースキャンプに着いた。
天気あんまよくなくて曇ってたけど、コンドリリかっこいい〜!
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ベースキャンプの小屋はあんまキレイではなかったけど、寒さをしのぐには十分。
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ご飯までみんなでその辺で写真撮ったり水切りしたりして遊んでた。
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フランクリン男前やわ!イリネオによく似とる。
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田中夫妻。高学歴で難しい話よくするのに名前の呼び方可愛いし、色んな部分で、いい意味でギャップのある素敵な夫婦です。
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予約してたはずの荷物運びのドンキーがなかなか来なくて、夕食は18時過ぎ。
そこまでにちょっと一悶着あった。
エージェンシーでは、2泊3日のうちの最終日の早朝にコンドリリに登頂するという話だったが、イリネオ曰く2日目の早朝に出発するということ。
え!じゃぁ、早くご飯食べて早く寝ないと!
ってか、話が違う。
その辺のプランの話し合いをするために出発前日にエージェンシーでそこのオーナーとイリネオと4人で話し合ったのに、意味ないやん。
私としてはどっちでも良かったけど、心の準備が…
イリネオのことはガイドとしても人としても信頼してるから、イリネオがそう言うならそっちの方がいいんかなって思ってすぐに切り替えた。

その次の日の未明、田中夫妻がまず起床した。
ガイド2人(イリネオと田中夫妻のガイド)はまだ起きていないので、森さんが起こしに行った。
すると、雪と雷がひどいので明日に延期にする、ということだった。
結局予定通り。
私はどっちみち爆睡してたのでその後も朝までぐっすり寝た。
みんな高所と緊張であまり眠れなかったらしい。

朝起きたらめっちゃ天気いい!
今日登れたんじゃない?笑
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ほんまにキレイ!
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アルパカ?リャマ?(未だに違いがよくわからん)も荷物運ぶためにしっかり働きます。
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ということで2日目はコンドリリの麓の湖でイリネオとフランクリンと森さんと4人で遊んでいた。
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優雅な時間!
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全然進まんくてかなり苦戦したけど、楽しかった。
その後はひたすらフランクリンの子守。
トカゲがいたから見に来て!
湖で泳がせるから見て!って。
トカゲもかなり弱ってた。笑
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そして、イリネオのご飯は安定の美味しさ。
毎回完食です!
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昼からもひたすらフランクリンの子守。笑
うちの手帳に何か書いてって頼んだら似顔絵描いてくれた。
10歳にしてはなかなかの腕前!
ついでにトカゲのティム(フランクリン命名)も描いてくれた。
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その後、私の手帳が彼の落書き帳に変わったのは言うまでもない。
お絵かきに飽きたら、今度はスペイン語の勉強を隣でしていた田中夫妻と仮眠から目覚めた森さんを巻き添えにして、ドラゴンボールごっこ。
あなたはピッコロね、あなたはセルね…って振り分けて結局自分が勝つっていう。
何回も何回も同じこと繰り返すけど、イリネオが部屋に覗きに来たら一瞬にして大人しくなるっていう。
やっぱり子供やね。
そんな感じでその日は早めの夕食を食べて就寝。

そして、いよいよ3日目の未明。
今日は天気も安定しているから登る、とのこと。
私はまた爆睡してたから知らないけど、雷?なってたらしいけど。笑
とりあえずぐに準備して出発。
確かに遠くの方でピカピカ光ってる。
でも、ガイド2人が大丈夫って言ってるなら大丈夫なんかな。
歩き始めて3時間程。
洋子さんが足元が滑って頂上まで行ける自信がないから辞退する、って。
ここまで来て残念やけど、退くも勇気。
気をつけて帰ってください。
そして、別れた後から雪が増えてきたのでアイゼンを付け暗い中をまたひたすら歩く。
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夜が明け、途中から急に勾配が急になってきた。
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イリネオがコンドリリはワイナポトシよりもテクニカルって言ってたのはこのことか。
ロープとピッケルを使って登った。
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その後もひたすらロープとピッケルを使って登り進めた。
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よくよく考えるとほんまにすごいところを登ってたんやろうけど、周りが真っ白なのと、目の前の一歩に必死すぎて全然怖くなかったし、全然疲れなかった。
ひたすら同じことの繰り返しをしてたら、イリネオがここが『cabesa de condor(コンドルの頭だよ)』って!
うそ!ワイナポトシよりもかなり楽だ!
ってのと、あのかっこいい山の頂上に立ったんだっていう喜びが一気に溢れた!
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頂上からの景色は真っ白だったのが残念やけど最高!
今回は気合入れてちゃんと旗作りました。
頂上での時間を満喫して下山。
結局1時過ぎに出て頂上には8時頃着いた。
あまり遅くなると雪崩の危険性などを考慮して登頂は辞めるそうだけど、無事登頂できたのはイリネオのおかげ!
ありがとう!Gracias!
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元気やったから帰りも軽快な足取りで帰った。
結局ベースキャンプに着いたのは12時30分くらいやったから11時間近く歩いてた。
けど、すごく楽しくていい山であっという間に時間が過ぎていった。
田中夫妻は残念だったけど、ベースキャンプで笑顔で出迎えてくれて、一緒に行って本当に良かったと思う。
4人であの場にいれたことが本当に一番の思い出だった。
そんな感じで今回も無事に登頂でき、お世話になった皆さんに本当に感謝です。
毎回素敵な登山が出来て幸せ!
ラパスに帰って田中夫妻と恒例のピザ屋さんに行って思い出話に耽り、1日が終わった。
また皆んなで集まれたらいいな〜
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次の登山は、6日間の行程を終え今日やっと帰ってきたところです。
また後日に。