everyday
久しぶりに日記を書いてみる。
ふと思い出したかのように2年半前に行っていた旅の記録(このブログ)をぽつぽつと読んだら、なんだかその時のことが鮮明に思い出されてきた。
文章にして残しておくことは大切なんだなと改めて感じた。
あの時の感動、苦しさ、におい、景色、感覚、、、いろんなものが蘇ってきた。
本当にキラキラしていたな、と。
文章を書くのがあまり得意でないから(語彙力ないし)、なかなかいい文章を書くことはできないけれど、そんなのは関係ない。
思ったことをただひたすら、自分のために残してみる。
最近の自分は、何をしているのやら。
毎日ただひたすら同じことを繰り返している。
悪くは無い。けど良くも無いのかな、と。
この前飛行機の中でみた『ミックス』で「平凡な毎日が幸せだったことに気付く」みたいなことを言ってたけど、確かにそれもそうかもやな~とも思いつつ。
そんなeverydayを過ごしていたら、今日久しぶりに『はっ』とさせられた。
仕事で患者さんと20分ほど話していた。
色んな薬を試したらしいがもう薬もあまり効きにくくなっていた。
癌が進行しているのだ。大腸から肝臓にも転移しているそうだ。
『あと3ヶ月、4ヶ月の命って考えてみ。余命がどれくらいか分からんけど薬が効かんようになっとるってことは、やっぱり死がもうそこまできとるんやで。やっぱり死ぬのは怖いわ。やけくそで食べたいもんばっかり食べたり飲んだりする人もおるかもしれん。わしは少しでも何か治療できるならしたいし、少しでも楽しみを見つけて生きていたいんや。今年は少し畑をしとるんや。自分で撒いた種が芽を出して花を咲かせて実になるのは嬉しいもんやで。来月孫が結婚するんや。あと1年ちょっと頑張ったら、あわよくばひ孫の顔がみれるかもしれんと思ったらもう少し頑張りたいんや。命は大切にせなあかん』
その人は言っていた。相槌を打って耳を傾けることしか出来なかった。
私が薬の説明をしていたはずやのに、人生についていろいろ教えてもらった気がした。
『ありがとうございます』と言って失礼した。泣きそうでやばかった。
自分はあの患者さんに何かしてあげられることがあるのだろうか。
自分の余命があと少しと分かったら自分は何をするのだろうか。
必ず誰にも来るその時を、自分はどう過ごしたいのだろうか。
とても難しい話。答えはまだまだ出そうに無い。
そんなeveryday。
とりあえず、昨日喧嘩?し心から腹が立った彼に「ごめんなさい」と言おうと決めた。